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spatium artis ( 2009.7.24 updated )
■1525-1569年
■ネーデルラント
■北方ルネサンス
 PIETER BRUEGHEL de Aude



■略歴

 ピーテル・ブリューゲル(父)の人生端緒についてはよく分かっていないことが多い。1525頃、ネーデルランドに生まれたとされるが、1530年までの何年かであるとする説もあり、1525から1530の間で確定に至っていない。初期はアントウェルペンにて活躍、この頃は、先輩画家であるヒエロニムス・ボッスに影響を受けた、幻想的な銅版画に力を示す。1551年には地域の画家組合に登録をされている。
 次の年にはイタリアに旅し、メッシナ海峡にまで到る。当時の銅版画の流行でもあった、自然描写をしつつ、理想的な構図を求める風景画研究のための旅行であったようだ。
人間や自然や人生の悲喜劇を普遍的規範という光の下で観ずるのではなく、それらが彼独特の構想力の中に写されるままに眺めることを習得して、彼は近代的な芸術家として帰郷した。
 (マクス・ドヴォルシャック『精神史としての美術史』より「ペーテル・ブリューゲル」p.227)

 1563年にはブリュッセルに移る。この頃結婚し、作風に次第の変化が見られるようになる。1565年には富裕な銀行家がパトロンにつき、同時に《月暦画》連作を制作しはじめる。のちに「農民ブリューゲル」と呼ばれる嚆矢ともなる、四季折々の農家の風俗の表現である。

 作品には風俗画や宗教画が目立つが、たとえば代表作のひとつである《イカロスの墜落》(1567)に見られるように、本来中心となるべきものから更に引いて、またそれを中心から外して捉えた独特の構成が印象深い。また、晩年は先にも述べたように、農民の生活を描いた風俗画を多く遺した。

 長男が同名の画家であり、彼と区別するために「(父)de Aude」と称される。


■作品


"De val van Icarus"(1555)
 《イカロスの墜落のある風景》



"Nederlandse Spreekwoorden"(1559)
 《ネーデルランドの諺》



"Ekster op de Galg"(1568)
 《絞首台上のかささぎ》

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