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spatium artis ( 2015.1.3 updated ) | |||
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GUSTAVE COURBET | ||
■略歴 1819年、スイスとの国境近くにあるオルナンに、裕福な地主の子として生まれる。 パリで独学をしながら古典の自然主義を吸収した。 単純な写実主義ではなく、絵画の理想化を排し、なまの姿をそのままキャンバスにぶつけていって、さらにその絵画を見るものにぶつけていく、というような風情で、写実主義とはいえ私見でいえば随分と好戦的な写実主義であるという印象がある。また、純粋な写実であるような表面であっても、その実は寓意画である場合もあり(《画家のアトリエ》など)、注意が必要である。 クールベの絵画からは「おれの絵がわからない奴は見ずに出ていけ」という感じと、「どうせお前らにはおれの絵がわからないのだから見ずに出て行け」という2つの意識を受ける。強靭で重厚な写実であるにもかかわらず、何故か排他的である。その辺りが大変おもしろい。 |
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■作品 "L'Origine du monde" (1866) 《世界の起源》 |
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