コンテンツ > 美術 > クエンティン・マセイス | |||
spatium artis ( 2009.5.27 updated ) | |||
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QUENTIN MASSIS | ||
■略歴 Massis/Massysとも。 1465年(66年説あり)、ルーヴェンに生まれた。郷里の著名画家ボウスに師事し、絵画技術を学ぶ。そもそもボウツはハンス・メムリンクやファン・デル・ウェイデンの表現技法を伝えた画家である。世俗画および宗教画をよくした弟子マセイスであるが、彼の作品の、特に宗教的感情表現に、ファン・デル・ウェイデンのエコーが感じ取れる。 のち1491年頃彼はルーヴェンを離れ、アントウェルペンに移住し、同地でも活躍した。イタリア絵画に通暁し、レオナルド・ダ・ヴィンチの影響が濃い。メムリンクの写実性、ファン・デル・ウェイデンの宗教表現、ダ・ヴィンチの作風、そして時にはグロテスクでさえある現実表現、それらを融合することに成功した彼マセイスは、イタリア・ルネサンスと北方ルネサンスの合流点にある画家であると評される。 |
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■作品 "ecce homo"(1515) 《この人を見よ》 |
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