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spatium artis ( 2009.3.10 updated ) | |||
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MICHELANGELO MERISI DA CARAVAGGIO | ||
■略歴 バロック最大の画家。 ミラノ近郊カラヴァッジオ村にて生まれる。ローマにて一本立ちした当初から、劇的な構成・陰影表現、そして実に生々しい表現を既に行っており、その「身も蓋もなさ」は常に賛否両論を引き起こした。 循環気性というべきか、常に周囲との争いが絶えず、逮捕歴も数多く持ち合わせていたが、ついに1606年、決闘の相手を殺害してしまい逃亡を余儀なくされる。ローマからナポリ、マルタ島、シチリア島と逃亡生活を続けつつその所々にて画家活動を行い、場所がどこであろうとその蠱惑的な表現で周囲を魅了、その工房には注文が殺到した。 その表現に魅了されたのは素人だけでは無論なく、あとに続く多くの画家たちは多かれ少なかれ、彼の陰影表現に影響を受け、なかでもカラヴァッジオに強い影響を受けた人々はは「カラヴァッジェスキ」と呼ばれた。ジェンティレスキなどがそれにあたる。なお、彼が一時滞在したナポリには後に有名画家となるホセ・デ・リベーラがおり、カラヴァッジオはやはり彼に大きな影響を与えている。 |
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■作品 "Riposo durante la fuga in Egitto"(1596-97) 《エジプトへの逃避行上の休息》 "Santa Caterina d'Alessandria"(1598) 《アレキサンドリアの聖カタリナ》 "Vocazione di san Matteo"(1600) 《聖マタイの召命》 "Morte della Vergine"(1601-06) 《聖母マリアの死》 |
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