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spatium artis ( 2015.1.20 uploaded. ) | |||
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FRANCISCO ZURBARAN | ||
■略歴 スルバランは、スペイン、エストレマドゥーラ地方に生まれた。 同時代生まれの画家でいえば、プーサンの4年後に生まれ、プーサンが死ぬ1年前に亡くなっている。ほぼ全くの同時代人である。 修行時代はセビリアで過ごし、1626年ドミニコ会の注文で絵画連作を行ったほか、フランシスコ会などのためにも制作した。修道院や教会のための作品が多いことから、「修道院の画家」とも呼ばれる。カラヴァッジョに影響を受けたその明暗表現、そして細部の描写で17世紀スペイン絵画を牽引した。 しかし1640年代に人気が急速に衰え、ムリーリョにその第一人者の地位をとってかわられた。 その宗教画は真摯で敬虔、静物画は静謐でありながら内包する力は充実している。構図は全体的に静的、色彩に鬼面人を驚かすような振舞いは一切なく、ただ素朴な、滋味溢れる、全体的にマット(つや消し)がかかったような深い味わいである。 |
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■作品 "San Lucas como pintor, ante Cristo en la Cruz"(1630-39) 「磔刑のキリストを描く聖ルカ」 "Agnus Dei"(1640) 《神の子羊》 ”Alegoria del amor de Dios” (1655頃) 《神の愛の寓意》 "Bodegon con cacharros"(1658-64) 《静物〈茶碗、アンフォラ、壺〉》 |
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